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全国的人気の桐花観賞スポット桐 花の名前がつくだけに、桐花公園の売りはやはり花です。ここは普段から観光客が多く、そのほとんどがここからゆっくり山を登って承天禅寺へ向う人たちです。林木が覆い茂り、竹が風に揺れる沿道は気持ちよく、早くから臺北近郊の有名な登山古道となっています。毎年 4 ～ 5 月、公園のまわりの大油桐に白い花が満開に咲き、遠くから見ると、林の上に白い油桐の花が覆いかぶさって、山頂に雪を被った冬山のようです。とくに明け方、地面に落ちて間もない桐花は雪のような花弁で白い絨毯を敷いた一本道をつくり出します。この景色が人々を魅了し、桐花観賞の最良の時間となっています。晴れた日でも雨の日でも、ここの花は美しい姿を見せてくれます。

翁山英故居は現在九份茶坊として使われていますが、本来の家構えが概ねそのまま残されています。建物自身は石材と木材を組み合わせた造りになっており、素朴な外観を持っています。建物の前方は1階建て、後方は2階建てで、室内空間はほぼ本来の姿をとどめています。また、空間の変化が豊かで、伝統建築の間取りが残されています。修理が施された現存部分は空間が巧みに利用されており、本来の特色をとどめつつも、建物自身の柔軟性が増しているため、すでに90年余りの歴史があるにもかかわらず、依然として独特な風情を醸し出しています。