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大羅蘭渓

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更新日:2023-12-22
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紹介

大羅蘭渓の古圳歩道はまたの名を「福山馬岸古圳歩道」といいます。大羅蘭渓はタイヤル族の言葉で本の川が合流する所という意味の「Tranan」といい、中国語では「大羅蘭」です。初期にタイヤル族は桃園巴陵一帯から峠を越えてこの地で狩りをしていましたが、水源が豊かで土壌が肥沃であることから次々と人々が移り住んできました。ここは烏来に移り住んだタイヤル族の最初の居住地です。部落の命脈である大羅蘭渓の河谷は青々としており、川幅は時に狭く時に広々としています。魚の群れが清流の中をゆっくりと泳ぎ、美しい風景は人々を驚かせます。

日本統治時代に農業用の灌漑水路を開削し、大羅蘭渓の水を引いて部落の耕作に用いました。その後、水道が整備され、用水路は灌漑機能を失いました。しかし水流は依然としてせせらぎ、歩道の両側は古木が空高くそびえています。緑の木々が日陰を作り、動植物の天国であり生態の回廊となっています。古圳の山腹の等高線に沿って進むと、谷間に大羅蘭渓があります。ときおり林の隙間からさらさらとした渓流の影が見え、高所に設置された展望台から美しい川の流れや渓谷の石の重なりを鑑賞することが出来ます。
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