アンカーポイント紹介
莱莱地質公園は台湾の最東端である三貂角の南岸に位置し、雪山山脈の延長線上に含まれます。「莱莱」はバサイ語の音訳が由来すると推測されています。莱莱地質公園は太平洋に面し、砂岩と頁岩が溶岩の侵入によって層状化し、常に波と海風による浸食を受けたことで、数百メートルにおよぶ海食地形が生まれ、豊富な潮間帯の生態と多彩な地質景観を生み出しています。また、遠くの亀山島の景色を眺めることもできます。
悪魔の洗濯板
莱莱地質公園の海食地形は百メートル以上続き、遠くから俯瞰すると黒い不気味な岩が並行しているように見えるため、「悪魔の洗濯板」とも呼ばれています。広い海食地形には台湾最大の火龍岩や海食溝などさまざまな海岸地形が分布しています。莱莱海岸の広い潮間帯は良好な生態観察スポットであり、さまざまな魚介類を観察することができ、生態教育の場として利用することをおすすめします。但し、生物を「記念品」として持ち帰ることはできません。
磯釣りの聖地
莱莱地質公園は太平洋の暖流「黒潮」が通過するため、藻類やプランクトンの生長にてきしているため、豊富な魚類の生態を育んでいます。莱莱の広大な海食地形は傾斜した磯浜であることから、釣り愛好家が互いの釣果を競い、釣りを楽しむための秘密のスポットになっていて、朝晩を問わず釣り名人がここに集まります。