メインコンテンツセクションに行く アンカーポイント

新北トラベルネット

幸福水岸線 新北でサイクリング

アンカーポイント
4331
幸福水岸線 新北でサイクリング
河川が提供する灌溉、水運は、無数の文明を育み、多くの都市を育ててもきました。台湾北部で最も重要な河川-淡水河も流域にくらす800万を超える住民を育んでいるのです。時を18世紀に戻しましょう。当時大台北地区の中心は淡水河沿線の新荘でした。当時の人々から「千帆林立新荘港、市肆聚千家灯火(千隻の船が新荘港に並び、千の家に灯りがともる)」と讃えられるほど、新荘の繁栄は際立っていたのです。19世紀中頃、淡水は国際貿易港として重要性が格段に増しましたが、土砂の堆積と工業化による汚染で、淡水河は住民から忘れられた存在となってしまいました。しかし、数年をかけた改修の後、今、新北市の河川敷は市民がレジャーに訪れる場所として再び注目を集めるようになっています。
新店溪-來碧潭騎腳踏車

新北市には1382ヘクタールに及ぶ河川敷があります。淡水河の三大支流-大漢渓、新店渓、基隆河には自転車道が完備され、その総延長は210キロに達します。その長さは新北市板橋から雲林県斗六までの距離に相当するのです!新北市には、八里左岸、金色水岸、汐止、二重環状、大漢渓、新店渓の六つの自転車ルートが企画されています。さあ自転車にまたがり、時速15キロで水辺から新北を探索しましょう!
水岸六線自行車道
新北市水利局 製図)

八里左岸自転車道

観音坑渓口~八仙海岸:14キロ
【ルート】観音坑渓囗--関渡大橋--八里渡船頭--老榕碉堡--永続環境教育センター--八里左岸公園--挖子尾自然保留区--八里文化公園--十三行博物館--下罟子漁港
八里左岸-船隻造型裝置藝術

淡水河左岸の八里は、広大な淡水河を隔て、フェリー、関渡大橋で、淡水とつながっています。古い歴史を有する港で、台湾考古学の重鎮である「十三行博物館」の所在地でもあります。観音坑を起点に河口へ向かってペダルを漕げば、左に観音山、右に淡水河を眺めながら、関渡大橋、八里渡船頭老街(旧市街)、「十三行博物館」などを経由します。沿線には商港公園、渡船頭公園、片仔溝公園、水興公公園、十三行文化公園、八里左岸公園などのインクルーシブ公園があり、八里区は人口当たりの緑地面積が台湾でもトップクラスにランキングされているのです。八里左岸公園のランドマーク「BALI」は、人気のチェックインスポットとなっています!


街全体がゆったりしたムードの八里にはユニークなカフェが軒を連ねています。お気に入りを見つけて午後のひと時を過ごしましょう。または渡船頭老街で看板グルメの双胞胎(双子ドーナッツ)、シーフードの揚げ物に舌鼓。美食を愛する心も満たされます!
八里左岸-關渡大橋
八里左岸-八里地標
八里左岸-十三行博物館

金色水岸自転車道

観海公園~北海岸:16.7キロ
【ルート】観海公園(台北市と新北市の市境)--関渡大橋--竹囲埠頭--紅樹林自然保留区--金色水岸河浜公園--淡水老街--淡水渡船頭--榕堤--淡水海関埠頭園区--漁人埠頭--淡海新市鎮--北海岸

金色水岸-淡水

淡水老街(旧市街)にはB級グルメの店がひしめいていますが、代表選手は「阿給(アーゲイ)」をおいてありません。厚揚げの真ん中をくりぬいて、ちょっと炒めた春雨をそこに詰め、煮汁に浸した後、魚のすり身で蓋をし、最後にスイートスパイシーソースか、店特製のソースをかけます。見た目はシンプルですが、奥深く忘れられない味です。

金色水岸-紅樹林
金色水岸-紅毛城
金色水岸-情人橋夕照

汐止自転車道

台北市と新北市の市境~五堵(基隆方面へ):9.8キロ
【ルート】台北市と新北市の市境--北山大橋--南陽大橋--新社后橋--江北二橋 --城中抽水ステーション--台鉄五堵駅
--五堵(基隆方面へ)
汐止-星光橋

基隆河中流の汐止は、古くは「水返腳」と呼ばれていました。台北市と基隆市の間にあり、新北市東側で人口密度が最も高い地区です。かつては基隆河の水運で発展し、茶葉や近隣の山地からもたらされる物資の重要な集散地でした。基隆河は淡水河の三大支流で最も曲がりくねった川です。川沿いをサイクリングすると、この河の独特な姿が見えてきます。汐止自転車道で最も目をひくランドマークは、マイク型の星光橋です。「片持ち式斜張橋」構造で、歩行者/自転車専用の橋です。汐止自転車道沿線には汐止老街、汐止済徳宮、五堵トンネル自転車道など見逃せないスポットが続きます。

汐止観光夜市は汐止の美食の宝庫です。臭豆腐、当帰鴨(薬膳アヒルスープ)、刨冰(かき氷)、肉円(バーワン)、鹹酥鶏(台湾唐揚げ)などを発掘しましょう。
汐止-陳萬乞古厝
汐止-五堵隧道自行車
汐止-觀光夜市

二重環状自転車道
環線一圈:20キロ
【ルート】疏洪運動公園--幸福水漾公園--疏洪荷花公園--疏洪親水公園--疏洪中央公園--疏洪追風公園--疏洪沼沢公園--疏洪圳辺公園--疏洪藘堤公園--微風運河--疏洪生態公園--淡水河畔公園--鴨鴨公園--疏洪運動公園
二重環線-新北大都會公園

大台北地区の洪水対策計画により開削された「二重疏洪道(遊水路)」は東側の淡水河とつながって円になり、蘆洲、三重、五股地区の一部を島のように取り囲み、十数の橋が新荘、五股、台北市との間をつないでいます。二重環状自転車道は一周約20キロ。新北市政府は二重疏洪道(遊水路)に新北大都会公園、幸福水樣公園、微風運河、歩行者/自転車専用の辰光橋など多数の運動、レクリエーションスポットを設けました。淡水河の片側には「空軍三重一村」があります。ここは新北市にとって大切な文化資産。防空砲陣地と地下連絡路が残っており、また多くの映画やドラマのロケ地として利用されています!

MRT台北橋駅を出てすぐの三和夜市には、30年を超える老舗B級グルメがひしめいています。麻油鶏(ゴマ油と米酒のチキンスープ)、餛飩湯円(ワンタンと塩味白玉スープ)、肉円(バーワン)、青草茶(漢方ハーブティ)、パパイヤミルクなどは、身体を動かした後の空腹を癒すのにぴったりです。

二重環線-淡水河
二重環線-空軍三重一村
二重環線-三和夜市
 
大漢渓自転車道

左岸-桃園市境~三重:24.7キロ
【ルート】桃園市境--鶯歌陶瓷博物館--三鶯陶瓷公園--柑園河浜公園--樹林環保河浜公園--鹿角渓人工湿地--西盛環保河浜公園--三重環保河河浜公園--疏洪運動公園

右岸-長福橋~華江橋:19.5キロ
【ルート】長福橋--三峡大橋--三角湧大橋--渓北河浜公園--土城環保公園--土城媽祖田河浜公園--浮洲運動公園--板橋環保公園--浮洲芸術河浜公園--華江橋
大漢溪-新月橋

大漢渓は旧名を大嵙崁渓といい、淡水河で最も長い支流です。上流は石門水庫(ダム)の集水区域で、桃園市と新北市西側に水を供給しています。新北市に入った後は鶯歌、三峡、樹林、土城、新荘、三重を流れ、最後に板橋江子翠で、新店渓とともに淡水河へ流れ込みます。大漢渓自転車道の前半部分は、新北市芸術創造の中心エリアで、「新北市立鶯歌陶瓷博物館」、近く落成する「新北市立美術館」があり、中間部分では鹿角渓人工湿地、浮州人工湿地、新海人工湿地など、生き物の生態が豊かな湿地公園を経由します。末端部分には親子で楽しむのにぴったりの「板橋435芸文特区」、大漢渓にかかる美しいランドマーク-新月橋があります。新月橋は両岸をまたぐ距離が台湾で最も長い鋼アーチ橋です。

大漢渓はかなり早期から歷史に登場します。清代の中頃から大台北で最も栄えた新荘廟街は、今も参拝客が絶えないにぎわいを保ち、廟会(縁日)に欠かせない中華菓子「鹹光餅」もここで生まれましたた。形がベーグル、またはドーナツにそっくりの中華菓子はしょっぱさの中にほのかな甘さがあり、食べれば加護が得られると言われています。三峡老街は、そのバロック風ファサード建築と赤レンガのアーケードで知られており、清代末期、日本統治時代にかけて発展しました。全国に知られた点心「金牛角(牛角パン)」は三峡の市場で誕生。今ではバラエティに富んだフレバーと食べ方が生まれており、三峡土産としても超人気です。
大漢溪-板橋435
大漢溪-鶯歌陶瓷博物館
大漢溪-三峽老街
大漢溪-鹿角溪人工溼地

新店渓自転車道

華江橋~碧潭風景区:16キロ
【ルート】華江橋--蝴蝶公園--永和緑宝石河浜公園--緑光河岸公園--秀朗橋--秀朗清渓公園--陽光運動公園--親情河浜公園--新店碧潭
新店溪-陽光運動公園


新店渓は水質がよく、台湾鮎の故鄉でもあります。上流の支流、北勢渓には、大台北地区に生活用水を供給する最も重要なダム-翡翠水庫(ダム)が作られています。新店渓自転車道は板橋江子翠を起点とし新店碧潭まで、板橋、中和、永和、新店の四行政区を通ります。沿線には、チェックインのホットスポットであるテーマ公園-蝴蝶公園、恐龍園区があり、「楊三郎美術館」へ足を伸ばし、台湾の近代美術に触れることもできます。新店区に入ったら、歩行者/自転車専用の新店渓陽光橋碧潭風景区で、昼も夜も目を見張る風景に興奮が冷める暇がありません!


永和中正橋一帯を発祥とする「永和豆漿(豆乳)」。現在では枝葉が広がり、海外にもその名を馳せています。「楊三郎美術館」を見学したら、一号店で香ばしい濃厚な豆乳をいただきましょう。

新店溪-蝴蝶公園
新店溪-楊三郎美術館
新店溪-碧潭夜景

幸福水岸線は、台湾で人口最多のこの都市にあって、最も開けたエリアです。河岸を時速15キロで風を切ってサイクリング。慌ただしいコンクリートジャングルを抜け出し、車やオートバイがいない水辺は静かな回廊。耳を澄ませ心も澄ませれば、この街で暮らすのは人だけじゃない。他にもたくさんの生物が私たちといっしょに暮らしていることに気づくでしょう。他の交通手段とは違った視野と心境で、水岸線へ向かって出発です!
公司田溪自行車道


 

関連写真

前へ
三峡北大特区
三峡は三本の川が合流する位置にあり、古くから水路輸送の重要な中心地であり、清朝中期以降は繁栄した街並みが形成されました。バロック様式の老街と「東洋芸術の殿堂」として名高い清水祖師廟など、三峡の文化的な奥深さが感じられます。1990年代に中興法商学院が独立して学校を設立し、三峡を所在地に選んだことで「台北大学特定区」が形成されました。北大特区は碁盤目状の街路と緑の軸帯からなり、芸術的で幅広の歩道が整備されています。台北大学の美しいキャンパス環境と相まり、他の市街と異なる住みやすい雰囲気は三峡観光の新たな見どころとなっています。三鶯線地下鉄の開通が間近に迫るなか、北大特区への観光がより便利になります!国立台北大学台北大学の前身は中興大学法商学院で、2000年に三峡にて新キャンパスが正式に開設されました。60ヘクタールの広大で美しい校内には、既存の緑地が有意に多数保存されています。「湖を見て心を見つめる」。聖厳法師が命名した「心湖」はキャンパス中心部に位置し、2ヘクタールの湖に劉厝埔圳の水が集まり、水鳥や水生植物が多く生息します。心湖のほとりを散策して都市の喧騒を洗い流し、心静かに白鳥の舞を鑑賞できます。(キャンパス地図写真提供:国立台北大学) 各学部の建物と図書館に囲まれた中央芝生は、台北大学の歓迎大通りです。緑豊かで開放的な雰囲気は家族での散歩やピクニックに最適です。三峡のランドマークである鳶山に隣接するキャンパス南西角には、学校精神の象徴として「飛鳶広場」が設けられています。飛鳶の上空を横断する三鶯線鉄橋は、煉瓦積み風のアーチ型デザインで、「思古回廊」と命名され、三峡の過去と未来が美しい景観を織りなします。建築好きなら、台北大学中軸線上の図書情報館は一見の価値があります。フクロウのような知的な外観で、複数の渡り廊下が南北2棟を結んでいます。現代的で透明感のあるデザインの東側は中央芝生に面し、西側からは心湖と鳶山を望むことができます。北大キャンパス内の店舗阿黙ケーキ北大実習商店は、台北大学で随一の壁画スペースがあり、また学生が主導して経営する、ビジネス精神を実践する場でもあります。「北大峡午茶」は北大商店が三峡のお茶農家を訪れて厳選した手摘みの碧螺春緑茶と蜜香紅茶に阿黙ケーキがセットになったもの。包装には地元の文化遺産である清水祖師廟がデザインされ、若者の創造性と地域との結びつきが込められた、北大らしい土産品です。心湖会館2階に位置するPapershoot Café では、ドリンク・軽食を提供。店内でカメラを借りて4種類のレトロフィルターでの撮影の楽しみも。友人たちとカフェで食事を楽しみ、PaperShootで互いの笑顔を撮影。心地よく満ち足りた時間を過ごせます。 北大特区のギネス世界記録台北大学正門前の学勤路には、輝くギネス世界記録碑が立っています。2010年の創造性の大爆発を記念したものです!北大特区と鶯歌陶磁博物館が共同で開催した「最多人数で同時モザイク創作」の世界記録を樹立したもので、人々の語り草となっています。北大特区は三峡と樹林にまたがる住みやすい生活圏で、緑あふれる学勤路の沿道には児童が創作したモザイク絵が見られます。1.2キロメートルの芸術大通りにある海洋公園や樹林万坪公園でパブリックアートを鑑賞しながら、特区内の生活美学を感じることができます!北大特区の特色店舗北大特区の住民は若い世代も多く、飲食文化の変化をもたらしました。国際一街に位置する享聚餐酒館ではリゾット、パスタ、ピザ、ステーキなどの凝った料理やカクテルを提供。心地良い空間での生演奏やスポーツ中継があり、台北大学の学生や特区住民に人気の場所です。上水樸石火鍋は北大特区の有名な火鍋店で、大型窓と庭園造園が透明感ある広々とした食事環境を演出。日本・台湾風を選べる熱々スープに高品質の肉をくぐらせると口の中でとろけそうなおいしさです。北大特区年間イベント2018年より台北大学が心湖周辺に数百株の吉野桜を植栽し、毎年3月の開花シーズンには多くの人々が花見に訪れる、三峡区有数の桜鑑賞スポットとなっています。台北大学は2024年より桜まつりを開催しています。校内での熱気球アトラクションも企画され、三峡観光の話題を盛り上げました。(写真提供:国立台北大学)(写真提供:国立台北大学) 三峡の茶葉は碧螺春が最も有名です。台北大学と新北市農業局では毎年協力して三峡緑茶まつり活動を開催。三峡の高品質な碧螺春と食農教育体験ができる校内ピクニックでは、地元の質の良いお茶も味わえます。(写真提供:国立台北大学)(写真提供:国立台北大学)毎年12月、北大特区のクリスマス点灯式が行われます。ライト点灯と同時に学勤路全体と北大校内がロマンチックな雰囲気に包まれる、この時期の幻想的な景色です。のんびり散策しながら、北大特区の濃厚なクリスマスの雰囲気が味わえます。(写真提供:国立台北大学)
次へ
元宵の最も美しい夜空 新北市平渓天燈節
元宵節の夜にゆらりと空を登る天燈(スカイランタン)。みんなの願いを引き受けて夜空を翔ける姿はまるでとても美しい絵画であり、 新北を代表する祭典の風景です。1999年より毎年旧暦の1月15日の元宵節に新北市政府が平渓で開催する天燈節(スカイランタンフェスティバル)は平渓山の年間最大規模の祭典であり、20年以上にわたって国内外から多くの旅行客が訪れて天燈を灯し、夢と願いを夜空に託してきました。天燈の様々な起源「援軍を要請する!」三国時代、蜀漢の宰相、諸葛亮孔明は敵軍に包囲されると、熱気流上昇の原理を利用して、大型の天燈を空に飛ばし、軍事的な情報を伝えることで最終的に難を逃れました。この天燈は広く知れ渡ったことがきっかけで、孔明燈と呼ばれるようになりました。また、この天燈の形状が孔明の綸巾(青いひもで作った頭巾)に似ていることからそう呼ばれたとも言われています。天燈はインターネットなどの発明のように軍事利用がその起源とされ、熱気球の元祖であり、人類が空を飛ぶ夢の始まりなのです。天燈はモンゴルに西征の際にヨーロッパの戦場で登場し、500年以上後に、史上初の人を載せた熱気球がパリの上空を飛びました。元宵節の祈り 天燈が民間に広まった後、祈りの意味を含んだ民族行事として発展しました。古くは元宵節に天燈を空に飛ばす習慣があり、天官大帝の生誕を祝う元宵節では、天燈は人々にとって天官大帝の幸せを祈るための媒介でした。 新北市平渓区を流れる基隆河上流では、19世紀初頭に福建省からの移民が盗賊から度々被害に遭っていたため、天燈は当初、人々が無事を知らせるための道具でした。1990年代に平渓で天燈文化の復興運動が始まり、山の町から放たれる天燈は多くの観光客を惹きつけてきました。現在は平渓で最も有名なイベントであり、人気映画の「宣伝」の助けもあって、天燈の天燈はより世界的な知名度を手にしています。平渓の独得な気候と地形今日では天燈といえば必ず平渓を連想しますが、なぜ平渓だけが天燈とここまで密接に関係しているのでしょうか?現行法では平渓は、屋外で天燈を飛ばせる唯一の地区なのです。なぜなら平渓は台湾で最も雨の日が多い地区の一つであり、相対湿度は常に75%以上、湿った環境ゆえに天燈が落下しても最悪火事になることはないからです。また、平渓は四方が山に囲まれ、周辺に飛行場がないことから、天燈は確実に平渓山間部のみを飛行し、飛行機の航路を妨げないことが、平渓が天燈飛ばしに最適な場所の所以です。平渓区は新北市で最も人口の少ない区であり、元々はケダガラン族が活動していた場所でしたが、漢人が入ってきて開墾するようになり、20世紀初頭は炭鉱の採掘が繁忙期を迎え、鉱業が廃業されると平静を取り戻しました。1921年開通の平渓線鉄道も一度は廃止の憂き目に遭いますが、地元の人々の努力により観光鉄道へ転換することができました。百年の歴史を持つ平渓線の線路沿いには十分、平渓、菁桐など魅力あふれる鉄道の町や壮観な十分の滝、あまり知られていない秘境の駅などがあります。毎年開催の天燈節では平渓プチツアーを開催。ガイドの引率で平渓の鉱業文化と鉄道の風景、山の町の美しさをじっくりと探索します。新北市平渓天燈節新北市政府が1999年にスタートした平渓天燈節(天燈節)は今年で26回目を迎える北台湾で最も有名な元宵節の祭典であり、台南の塩水蜂砲(爆竹祭り)と合わせて「北天燈、南蜂炮」と呼ばれ、旅行サイトでは一生に一度は行っておきたい祭りに何度も選ばれています。平渓天燈節は元宵節当日と一週間前の週末の2回開催され、どちらも天燈を放ち、100個以上の天燈が一斉に空を昇る様子は幻想的な光景であり、平渓の町の夜空を照らします。👉2024平渓天燈節公式サイト每年開催の天燈節はその年の干支が天燈のテーマであり、高さが20フィートに達するメイン天燈は優れた天燈製造工芸を体現。筆を持ち上げて画仙紙でできた天燈に字を描き、金箔は燃料へのエネルギーとなり、天燈を空へ託します。天燈節は平渓地区で最も重要なイベントであり、平渓地元の人々、公務員、学校、商店などが皆このイベントに参加し、パフォーマンスの披露やマーケットを開催して共に盛り上げています。天燈節の多くの観光客に対応すべく、新北市政府は警察官と消防士を配置してイベントの安全を守っていますので、観光客は安心して天燈を空に放つことができます。山清掃活動で環境保護祝福の気持ちや心情が込められた天燈は目の前から見えなくなった後、最後は遠くで落下します。平渓の山林の環境保護のため、新北市政府は毎年天燈節終了後に 浄山文化走読(清掃と文化学習がセットになったイベント)を開催し、天燈を回収しながら、講師による平渓にまつわる物語をじっくり聞くことができます。
ページの先頭に戻る
小客帶路