元宵の最も美しい夜空 新北市平渓天燈節

アンカーポイント
9198
元宵の最も美しい夜空 新北市平渓天燈節
元宵節の夜にゆらりと空を登る天燈(スカイランタン)。みんなの願いを引き受けて夜空を翔ける姿はまるでとても美しい絵画であり、 新北を代表する祭典の風景です。1999年より毎年旧暦の1月15日の元宵節に新北市政府が平渓で開催する天燈節(スカイランタンフェスティバル)は平渓山の年間最大規模の祭典であり、20年以上にわたって国内外から多くの旅行客が訪れて天燈を灯し、夢と願いを夜空に託してきました。
2024平溪天燈節


天燈の様々な起源
「援軍を要請する!」三国時代、蜀漢の宰相、諸葛亮孔明は敵軍に包囲されると、熱気流上昇の原理を利用して、大型の天燈を空に飛ばし、軍事的な情報を伝えることで最終的に難を逃れました。この天燈は広く知れ渡ったことがきっかけで、孔明燈と呼ばれるようになりました。また、この天燈の形状が孔明の綸巾(青いひもで作った頭巾)に似ていることからそう呼ばれたとも言われています。天燈はインターネットなどの発明のように軍事利用がその起源とされ、熱気球の元祖であり、人類が空を飛ぶ夢の始まりなのです。天燈はモンゴルに西征の際にヨーロッパの戦場で登場し、500年以上後に、史上初の人を載せた熱気球がパリの上空を飛びました。
平溪天燈節

元宵節の祈り  
天燈が民間に広まった後、祈りの意味を含んだ民族行事として発展しました。古くは元宵節に天燈を空に飛ばす習慣があり、天官大帝の生誕を祝う元宵節では、天燈は人々にとって天官大帝の幸せを祈るための媒介でした。 新北市平渓区を流れる基隆河上流では、19世紀初頭に福建省からの移民が盗賊から度々被害に遭っていたため、天燈は当初、人々が無事を知らせるための道具でした。1990年代に平渓で天燈文化の復興運動が始まり、山の町から放たれる天燈は多くの観光客を惹きつけてきました。現在は平渓で最も有名なイベントであり、人気映画の「宣伝」の助けもあって、天燈の天燈はより世界的な知名度を手にしています。
2024平溪天燈節
2024平溪天燈節

平渓の独得な気候と地形
今日では天燈といえば必ず平渓を連想しますが、なぜ平渓だけが天燈とここまで密接に関係しているのでしょうか?現行法では平渓は、屋外で天燈を飛ばせる唯一の地区なのです。なぜなら平渓は台湾で最も雨の日が多い地区の一つであり、相対湿度は常に75%以上、湿った環境ゆえに天燈が落下しても最悪火事になることはないからです。また、平渓は四方が山に囲まれ、周辺に飛行場がないことから、天燈は確実に平渓山間部のみを飛行し、飛行機の航路を妨げないことが、平渓が天燈飛ばしに最適な場所の所以です。
平溪線鐵道

平渓区は新北市で最も人口の少ない区であり、元々はケダガラン族が活動していた場所でしたが、漢人が入ってきて開墾するようになり、20世紀初頭は炭鉱の採掘が繁忙期を迎え、鉱業が廃業されると平静を取り戻しました。1921年開通の平渓線鉄道も一度は廃止の憂き目に遭いますが、地元の人々の努力により観光鉄道へ転換することができました。百年の歴史を持つ平渓線の線路沿いには十分、平渓、菁桐など魅力あふれる鉄道の町や壮観な十分の滝、あまり知られていない秘境の駅などがあります。毎年開催の天燈節では平渓プチツアーを開催。ガイドの引率で平渓の鉱業文化と鉄道の風景、山の町の美しさをじっくりと探索します。
平溪小旅行
平溪線鐵道

新北市平渓天燈節
新北市政府が1999年にスタートした平渓天燈節(天燈節)は今年で26回目を迎える北台湾で最も有名な元宵節の祭典であり、台南の塩水蜂砲(爆竹祭り)と合わせて「北天燈、南蜂炮」と呼ばれ、旅行サイトでは一生に一度は行っておきたい祭りに何度も選ばれています。平渓天燈節は元宵節当日と一週間前の週末の2回開催され、どちらも天燈を放ち、100個以上の天燈が一斉に空を昇る様子は幻想的な光景であり、平渓の町の夜空を照らします。
👉2024平渓天燈節公式サイト
2022平溪天燈節
2024平溪天燈節

每年開催の天燈節はその年の干支が天燈のテーマであり、高さが20フィートに達するメイン天燈は優れた天燈製造工芸を体現。筆を持ち上げて画仙紙でできた天燈に字を描き、金箔は燃料へのエネルギーとなり、天燈を空へ託します。
2024平溪天燈節
2023平溪天燈節

天燈節は平渓地区で最も重要なイベントであり、平渓地元の人々、公務員、学校、商店などが皆このイベントに参加し、パフォーマンスの披露やマーケットを開催して共に盛り上げています。天燈節の多くの観光客に対応すべく、新北市政府は警察官と消防士を配置してイベントの安全を守っていますので、観光客は安心して天燈を空に放つことができます。
2022平溪天燈節
安全至上

山清掃活動で環境保護
祝福の気持ちや心情が込められた天燈は目の前から見えなくなった後、最後は遠くで落下します。平渓の山林の環境保護のため、新北市政府は毎年天燈節終了後に 浄山文化走読(清掃と文化学習がセットになったイベント)を開催し、天燈を回収しながら、講師による平渓にまつわる物語をじっくり聞くことができます。
2024平溪天燈節
2024平溪天燈節
前へ
河と海が交わる河口にそびえる世界的なランドマーク:「淡江大橋」
数十年にわたる計画と建設を経て、「淡江大橋」は2026年5月12日に開通を迎えました。淡水河の河口を横断し、淡水と八里の両岸を結ぶこの橋は、地域交通の利便性の大幅な向上と、長年の課題であった「関渡大橋」の交通渋滞の緩和に大きく貢献しています。さらに、世界最大の単塔非対称斜張橋として、洗練された優美な橋のシルエットを描き、淡水河口を象徴する世界的なランドマークとなっています。 「淡江大橋」の美と技術「淡江大橋」の設計案は、2015年に実施された国際設計コンペティションにおいて、建築界の巨匠ザハ・ハディド氏の案が選ばれました。設計の着想は、台湾の舞踊団「雲門舞集」のダンサーが見せる優雅な身体の動きに由来しています。橋の景観照明柱や斜張ケーブルにも舞踊のイメージが取り入れられ、橋全体にリズム感あふれるデザインが表現されています。また、橋塔は「合掌」する姿をモチーフとし、台湾への祈りを象徴しています。強い海風や河口部の泥質地盤といった厳しい施工条件に直面しながらも、「淡江大橋」は高度な施工技術によって課題を克服しました。橋は高さ211メートル、約66階建てのビルに相当する橋塔によって支えられ、全長920メートル、主径間450メートル、側径間175メートル、橋面最大幅は70メートルに達します。世界最長の主径間を有する単塔非対称斜張橋として世界記録を樹立し、台湾の世界水準の土木技術力を示しています。淡水の夕景「淡江大橋」の設計にあたり、設計チームは淡水を代表する美しい自然景観である「淡水の夕景」を特に考慮しました。 橋が河口の景観を遮らないよう、単塔非対称の設計を採用し、主塔は淡水側に配置されています。これにより、八里の「観音山」と呼応するとともに、河口の広々とした眺望を保っています。「淡江大橋」は交通インフラとしての役割にとどまらず、淡水の夕景を楽しむ新たな見どころとなっています。「淡江大橋」開通イベント「淡江大橋」の開通を前に、新北市政府と公路局は、市民や観光客にひと足早く体験してもらうため、一連のイベントを企画しました。4月下旬のパレードを皮切りに、5月上旬には星空コンサートやピクニックイベントが開催され、音楽や夕日、海風に包まれながら橋の美しさを体感し、淡水河口の新たなランドマークの誕生を見届けました。ゆとりある歩道とサイクリングロード「淡江大橋」の橋面最大幅は約70メートルに達し、将来のライトレール用地、バス専用レーン、自動車・バイクレーンのほか、歩行者・自転車空間を整備し、交通機能とレジャー体験の両立を図っています。淡水老街から風を感じながら橋を渡り、八里の「挖仔尾」へ向かうことができます。橋の上では歩みを緩めて立ち止まり、大橋の曲線デザインを眺めながら、淡水ならではの絶景の夕日をゆっくりと楽しめます。二階建てバスで巡る北海岸二階建てバスならではの高さから、北海岸の景観と「淡江大橋」を楽しめます。「青春山海線」二階建てバスに乗って南港駅を出発し、北海岸を巡りながら、まるでクルーズ船のような眺望で青く広がる海岸線を駆け抜けます。「野柳」や「金山老街」、「富貴角」などの人気スポットを訪れ、地元の豊かな食材を生かしたスイーツやご当地弁当を味わうことができます。夕暮れ時には「淡江大橋」に到着し、「青春山海線」で最も壮大な土木プロジェクトを眺めることができます。オンラインで楽しむ「淡江大橋」新北市観光旅遊局は2022年より観光ライブカメラシステムを整備し、新北市の魅力を24時間配信しています。なかでも、「八里左岸」や「淡水漁人碼頭」のライブ映像は、「淡江大橋」を眺める絶好の選択肢です。高画質のライブ配信を通じて、橋の優美な姿や河岸の風景をいつでも楽しめます。日常の風景や花火大会などの大型イベントはもちろん、リアルタイムで観賞できるほか、訪れる前に現地の天候や状況を確認し、「淡江大橋」観光の準備に役立てることができます!
次へ
博物館のような公園 - 樹林区武器公園
ほとんどの方は特別なイベントやテレビ以外で兵器や軍事装備などを見る機会はめったにないでしょう。しかし、新北市樹林区の「武器公園」には海軍、陸軍、空軍の戦車や戦闘機、ミサイルなどが展示されており、すぐ近くで、それも無料で見ることができるのです。新北市は国防部の協力を得て、台湾最大の武器公園を開園することができました。ここはゆっくり散歩するのにもって来いなスポットなだけでなく、軍事マニアにとっても見逃せない場所です。再び蘇る陸・海・空の退役兵器--> 武器公園は新北市の軍人忠霊祠の横に設けられました。山のふもとに建てられた忠霊祠は、軍人の英霊を祀る場所です。園内には陸・海・空軍の16の退役兵器が展示されており、歴史的、文化的な意義を持っています。ここは大同山の登山道にも近く、樹林区の裏庭とも呼ばれる場所で、頂上からは大台北エリアの全景が見渡せます。道は比較的平坦で、歩道には手すりもあるため、高齢者の散歩にも向いています。武器公園は、国防部の武器を展示する公園としては台湾で最大規模のものです。世界で初めてマッハ2を出したTF-104Gスターファイター、軍艦「中肇」の錨、軍艦「廬山」の錨、K30単管5インチ砲、M166型山砲、高射砲、ミサイルなどが展示されています。これらの兵器は数十年にわたって国を守ってきたもので、保存状態も良好です。軍事マニアでなくても展示とその説明からそれぞれの兵器の機能を理解し、それにまつわる物語に興味が湧くことでしょう。-->ルートに従って公園を進むと、まず目に入るのは2機のF-5EタイガーⅡ戦闘機です。これは台湾の領空をずっと守って来た主力戦闘機で、この公園の主人公でもあります。戦闘機のほかにも、第二次世界大戦の米国海軍小型艦上にあった艦砲や敵の偵察機や攻撃機を妨害する妨害ロケット発射装置も展示されています。これらの退役した兵器にもそれぞれの物語があるのです。-->現在も使用されているM1 40サンチ高射砲と戦争映画でしかお目にかかれない戦車も凛として佇んでいます。博物館のようなテーマパークで充実した一日を-->武器公園は二階建てで、今見て来た戦闘機を上から眺めることができます。ここには人々が国軍を一層身近に感じてほしいとの願いから、展示物のフェンスがありません。ですが、みだりに触れたり乗ったりしないでくださいね。これらの兵器は、台湾海峡の安全を何十年にもわたり守ってきた大切な宝物です。大きな公園ではありませんが、博物館のようなテーマパークをゆっくり見学し、楽しい充実した週末を送ってください。また、公園の横から入ることができる大同山登山道も高齢者に優しい造りの登山道です。青く茂った木々の木陰で、暑い夏も心配無用です。周辺アクティビティ 大同山登山道 青龍嶺 山佳駅