アンカーポイント九份と金瓜石は、新北市を代表する山あいの集落です。赤い提灯が高く掲げられた老街、鉱業文化、山と海の美しい風景が織りなす独特の風情が、世界各地の旅行者を引きつけています。台北市・新北市の市街地から九份や金瓜石を訪れる際、乗り換えの手間を省きたい方は、「台湾好行-九份金瓜石線」を利用してみてはいかがでしょうか。
約10~30分間隔で運行するバスは、府中を出発し、板橋バスターミナル、万華駅、西門町、MRT北門駅など、市街地の主要交通拠点やにぎやかな商業エリアに停車します。その後、市民大道を通って高速道路に入り、瑞芳区の九份・金瓜石へ直行します。乗り換えにかかる時間を節約でき、台湾好行に乗ったその瞬間から山あいの町への旅が始まります!
「台湾好行965系統-九份金瓜石線」には、充電用コンセントを備えた大型バスが使用されています。台北市・新北市の市街地から九份・金瓜石へ直行するため、乗り換えや荷物を持っての移動に煩わされることなく、快適に山あいの町を訪れることができます。府中から終点の金瓜石までは6区間分で、片道運賃は90元です。悠遊カード(EasyCard)、一卡通(iPASS)、icash、北北基好玩カード、LINE Payに対応しているほか、「TR PASS北北基桃1200都會通」定期券も利用できます。
この路線は高速道路を経由するため、北門駅から先は立ったまま乗車することができません。車内が満席の場合は、運転手が次の便を利用するよう案内します。座席を確保したい方は、事前に「北北基好玩カード」の公式サイトから予約することをおすすめします。安心して九份・金瓜石の旅を始めましょう。
(画像出典:台湾好行公式サイト)
市街地からバスで終点の金瓜石まで直行でき、交通が順調であれば約90分で到着します。金瓜石では1894年に金鉱が発見されると、金を求める多くの人々が押し寄せ、山あいの町は繁栄の時代を迎えました。現在では採掘ブームも過去のものとなり、金瓜石はかつてのにぎわいを失い、静かな山あいの集落へと姿を変えました。黄金博物館を訪れたり、登山道を散策したりしながら、ゆったりとしたひとときを過ごすことができます。
2004年に開館した新北市立黄金博物館は、台湾で初めて「エコミュージアム」の理念を取り入れて整備された博物館です。地域の鉱業の歴史を中核に据え、地域社会と連携しながら、金瓜石や水湳洞の鉱業遺跡、集落の景観、自然生態、歴史の記憶、文化資産を結びつけ、資源の持続可能な利用とエコツーリズムを推進しています。博物館の活動は建物内にとどまらず、金瓜石の町全体に広がり、山あいの町ならではの魅力的な文化を伝えています。
黄金博物館から散策し、起伏のある路地を抜けると、祈堂老街に到着します。ここはかつて金瓜石で最もにぎわった商業の中心地で、「金瓜石銀座」の美称で知られていました。日本統治時代に山の地形に沿って築かれた集落が、現在の独特な街並みを形作っています。今ではかつての採掘の喧騒が薄れ、コーヒーの香りとゆったりとした雰囲気が漂っています。道沿いの鉱山をテーマにしたアート作品を鑑賞し、小さなお店でひと休みしながら、金瓜石ならではの文化と風情を味わいましょう。
再び「台湾好行965系統-九份金瓜石線」に乗り、基隆山を越えて山の反対側にある九份へ向かいます。九份と金瓜石は、いずれもかつて金鉱の採掘によって栄え、「黄金の山城」と呼ばれてきました。また、かつてのにぎわいから、「小上海」「小香港」とも称されていました。1980年代末には、映画《悲情城市》の撮影が九份で行われ、山と海の美しい風景、昔ながらの路地、斜面に広がる独特の集落がスクリーンに映し出され、この山あいの町の魅力が世界に知られるようになりました。
山の地形に沿って発展してきた九份では、集落が斜面に広がり、道路も独特の「丰」の字形をしています。横に延びる基山街は、商業活動が最も盛んな通りで、さまざまな軽食店や特色ある店舗が集まっています。一方、縦に延びる豎崎路は、長く続く石段で知られ、幾重にも重なる古い家屋や山と海の美しい風景を眺めることができます。夜になると、山あいの町に赤い提灯が次々と灯り、昔ながらの街並みに静けさとロマンチックな雰囲気を添えます。
石段を歩いて豎崎路と軽便路の交差点まで来ると、さまざまな物語を秘めた昇平戯院があります。1930年代に開業したこの映画館は、日本統治時代には台湾最大級の映画館の一つで、金鉱の採掘によって九份が繁栄した時代を今に伝えています。1980年代に閉館した後は、その独特な建築と時代を感じさせる雰囲気から、映画《多桑/父さん》、《悲情城市》などのロケ地となりました。老街を散策し、映画のロケ地を訪れた後は、再び「台湾好行965系統-九份金瓜石線」に乗って帰路につけば、乗り換えなしで台北市・新北市の市街地にある宿泊先へ直行できます!