新十八王公廟
「大家楽」、「六合彩」(かつて台湾で行われていた違法博打)がまだ流行していた時代、ここ「十八王公廟」が当選番号を何度も出したことで、当時、ギャンブル好きの台湾人が殺到しました。現在でも線香の火は絶えることはありません。ここで主に奉られているのは「第十八忠犬王公」です。十八王公は航海時、遭難を経験していたことから、参拝時には熱い食べ物をお供えして王公の寒さを和らげることが慣例となっています。特記すべきは、王公像は祈願のために開放されているのみならず、特定の部位を撫でることでそれぞれ異なる意義があることです。「犬の頭を撫でると大きなビルに住める、犬の身体を撫でるとお金が手に入る、犬の口を撫でると巨万の富を得る、犬のしっぽをなでるとよい道具を得る、犬の耳を撫でるとたくさん儲かる、犬の角を撫でると金銀で一杯となる」などといった例があります。