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新北トラベルネット

新店渓の両岸でトレッキング 「碧潭の景色は天の如く」

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3869
新店
タイプ:
MRTで新北を周遊、登山 ハイキング、屋外で自然に親しむ、秘境コース
旅行日:
一日ツアー
適合對象:
公衆、親子、サイクリスト、カップル

推薦路線

Day

      紹介

      アンカーポイント
      「新店碧潭風景区」は日本統治時代からよく知られた景勝地でした。1927年に「台湾日日新報」が主催した「台湾八景」を選ぶ読者投票は、台湾史上、最も盛り上がった読者投票でしたが、最終的には「八景十二勝二別格」が選出され、新店碧潭もランクイン。台湾北部景勝地の先達というところです。近年台湾では登山ブームが起きており、左に和美山、右に獅頭山を擁する碧潭は、都会に暮らす市民が山林に親しめるオアシスとなっています。
      和美山眺望碧潭

      MRT松山新店線で新店駅に降り立つ。「獅頭山登山道」はMRT駅東側にある能仁高級家事商業職業学校の門のわきから伸びています。山の形が、碧潭の傍で伏せる子獅子のようだとして、小獅山という別名で呼ばれることもあります。登山道は四方八方に通じ、「新北微笑山線」の一部を成しています。区域全体で三峰、十一の東屋があり、「能仁展望台」へも通じ、台北南区の交通の大動脈である国道三号も目の前。多くの写真愛好家がライトトレイルの撮影に訪れる場所でもあります。
      獅頭山

      碧潭吊橋は新店溪の左岸と右岸をつなぎ、獅頭山と和美山もつないでいます。1937年に開通した碧潭吊橋は、新店を代表する観光橋で、新店区のロゴも碧潭吊橋をイメージしています。高さ30m、長さ200mのこの橋は人気のデートスポットで、恋人たちの悲喜こもごもを見つめてきました。現在の碧潭には碧潭吊橋、碧潭橋、北二高碧潭橋の三つの橋がかかり、三世代同居の微笑ましい景観を形成しています。
      碧潭吊橋

      碧潭吊橋を渡ると、左側から和美山に入ります。碧潭に面した山の斜面は奇岩が屹立し、中国の絶景「赤壁」に似ているとして「小赤壁」と称されます。標高わずか153mの和美山はお年寄りから子どもまで気軽に登山が楽しめます。藍色水岸線と緑色親山線の二つのルートがあり、山頂からは東側に獅頭山、南港山、台北101が望めます。
      小赤壁
      和美山

      每年4月から5月にかけて、和美山の夜は仄かな光の舞で彩られます。自然環境がよく守られている和美山は、近年ホタルの生息地として広く知られるようになり、「台湾自然科技学会」が每年ホタルの生態ツアーを開催しています。和美山でホタルが舞い踊る神秘的な光景を観察しましょう。ホタル観察の際には「捕まえない、邪魔をしない、照らさない、脇道に逸れない」の四つの「不」を必ずお守りください。川のように流れるホタルの光を静かに鑑賞しましょう。
      和美山螢火蟲

      「和美山遊歩道」の南側にある「新店渡渡口(渡し場)」は碧潭に最後に残った渡し船の乗降口です。碧潭吊橋の開通前、新店溪の両岸は渡し船により結ばれていました。全盛期には九ヶ所の渡し場がありましたが、陸上交通が整備されるに従い、渡し船はその役割を終えて行きました。現在では湾潭から新店街までの一ヶ所だけが残り、今でも人力により運航されています。和美山の旅の終わりには、のんびり川面を進む渡し船に。往時に思いを馳せながら、水面
      新店渡口

      和美山と獅頭山に登り、陸路と水路で碧潭を横断したら、自分にご褒美をあげる時間の到来です。伝統のB級グルメが並ぶ新店老街(旧市街)、エキゾチックな各国料理がひしめく碧潭商圈は人気の食の都です。お腹が満たされたら河岸を散策し、川面に映るカラフルな光の渦を眺め、ロマンチックな夜景を心ゆくまでご堪能ください。
      夜晚色彩絢麗的燈光倒映在湖面上
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      世紀末の夏 板橋鉄道の変遷
      今日の板橋駅は新板特区にあり、多くの路線が乗り入れる巨大ターミナル駅です。けれども現在のMRT府中駅にあった旧板橋駅を覚えていますか?近年、台湾では高雄、台南、桃園の地下化、台中の高架化など、多くの都市で鉄道の立体化を急速に進めています。中でも、台湾で初めて地下化が行われたのは、台北鉄道の地下化プロジェクトでした。1983年に始動し、30年を費やしたこの計画で台北の交通網と都市の景観は大幅に改善。新北市の市庁所在地としての板橋区も堂々たる装いを整えました。府中から新板特区へとぶらぶら歩き、新旧板橋の変遷を感じてみましょう。MRT府中駅にある市定旧跡「板橋放送所」は1930年に運用が開始されました。同年に完成した台北北門郵便局と同じ建築家、栗山俊一による設計で、水平のラインを強調したモダニズム建築。府中一帯を代表する日本統治時代の建物です。放送所はラジオ放送の発信施設で、その信号は嘉義民雄まで届きました。ここは台湾放送史における重要な史跡なのです。旧板橋駅周辺の府中商圈はかつては板橋で最も栄えた地区でした。古くからの板橋住民にとっては娯楽の中心地。また1901年から1999年までの百年間、台鉄板橋駅は今日の府中にあったのです。今では駅は移転しましたが、さまざまな商店が府中に独特の魅力を保たせています。KTV(カラオケボックス)、B級グルメの店、レストラン、大型商業施設、衣料品店がにぎわいを作り、板橋は街歩きが楽しいところ。10月末のハロウィーン仮装パーティーは府中商圈の一大イベントです。鉄道の地下化に伴い、旧板橋駅の建物はすでに姿を消しましたが、府中商圈では当時の板橋駅の名残を見ることができます。20世紀の幕が開けた年、台鉄の路線が、大漢溪溪北の新荘経由から溪南の板橋経由へと変わり、後に板橋が新北市の市庁所在地となる発展の基礎が築かれました。 そして世紀末の鉄道地下化は、この地区の発展をさらに後押ししたのです。「府中15」は台湾初の映像アニメーション芸術とドキュメンタリーフィルム上映館を融合したテーマ館です。発展と運営における長年の努力が実り、「府中15」はすでに映像制作者にとって作品発表の重要な舞台となっており、板橋の文化的ランドマークともなっています。「府中15」ではマスコットキャラクターの「一哥」と「五弟」がみなさんを映像の世界へご案内します!廃線を改修して作られた県民大道を東北の方角へ歩くと、800m行ったところにある新板橋駅は、多数の路線が乗り入れる大型商業施設に発展しています。25階建ての新駅には高鉄、台鉄、MRT板南線、MRT環状線、板橋バスターミナルが集まり、地下道と空中回廊でたくさんのオフィスビル、商業施設、ホテルとつながっており、名実ともにビジネスの中心です。また板橋で最もゴージャスなスカイラインが形作られています。新板特区にはたくさんの摩天楼があり、高層階から都市を俯瞰するにはもってこいです!140.5mの高さを誇る新北市政府庁舎は「高身長の優位」を生かし、32階に無料の展望台を設けています。専用エレベーターが32階に直通しており、360度全面ガラス張りの窓から観音山、淡水河、台北101までを目に収めることができ、板橋区の摩天楼、板橋駅がすぐ目の前に迫ってきます。府中ー新板を散策すれば、鉄道の変遷が板橋にもたらした種々の変化を感じることができるのです。
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      ジミーに出逢う 淡海LRと桜はこうやって
      仕事のために毎日都会を疾走する。こんな暮らしに押しつぶされそうになったら。仕事を終えた後は街角の広告、ケイタイに次々届く通知に目を奪われる。こんな日々に疲れ果てたら。『閉上眼睛一下下(少しだけ瞳を閉じて)』。目を通してもたらされる刺激を遮断し、淡水で淡海ライトレールに乗ろう!水色に塗られた列車、その透明な窓から思う存分、青空と海を感じよう!連綿と4キロ続くうっとりするような桜のトンネルをそぞろ歩き、ライトレール沿線に点在する大人も子供も大好きなジミー作品をテーマにしたオブジェを数え、百年の三合院「公司田渓程氏古厝(古民家)」を見学し、夕方には黄金色の夕陽をお伴に「金色水岸自転車道」を淡水老街まで戻る。写真を撮りまくらずにはいられない旅です!閉上眼睛一下下:淡海LRTでジミーのパブリックアートを淡海ライトレール(LRT)は台湾2本目のライトレール。淡海新市鎮の重要な交通システムです。淡海ライトレールは構想時から、台湾を代表する絵本作家ジミー(幾米)と協力。「閉上眼睛一下下」をテーマに、淡海LRTオリジナルのパブリックアートを設置しました。緑山線の11の駅内では、どこでもジミー作品を目にできます。駅構内の椅子、カードをかざす機械、オブジェにもジミーの工夫が隠れています。ジミーが描く作品のメルヘンと癒しが、現実世界に飛び出してきているのです。耳をすませば、ライトレールが駅に進入する際のメロディも旅の雰囲気を盛り上げる音楽になっているんですよ!百花繚乱花盛り:滬尾桜大道、北投子渓桜林歩道「次は淡金鄧公駅」というアナウンスが聞こえたら、そっと右眼を開けてみましょう。目に飛び込んでくるのは桜のトンネルです!淡水の古名「滬尾」を名にいただく4キロの「滬尾桜大道」には吉野桜と山桜が植えられています。大屯山系を遠望することもできる世界でいちばん長い桜並木です。淡金北新駅脇の「北投子渓桜林歩道」は全長3.5キロ。沿線には百株あまりの吉野桜が植えられ、春には歩道の両脇に薄ピンク色の桜が咲きそろいます。花の見頃には多くの花見客が訪れる淡海新市鎮の名所です。電車がディンダンディンダン:公司田渓程氏古厝淡海ライトレールが清淡水行政センター駅を通過すると、線路は高架から路面に移ります。「ダンダンダン、ダンダンダン」という音がこのルートのためのサウンドスケープに変わり、ライトレールの通過を歩行者に知らせます。緑山線と藍海線の分岐点である浜海沙崙駅周辺には、淡海地区の過去を見続けてきた百年の古民家があります。「程氏古厝(古民家)」は清光緒年間に建てられました。淡水区で初めて歷史建築に指定された伝統的な民家で、典型的な三合院です。周囲を竹や葦で取り囲み、水路に水が流れ、初期の淡水閩南建築の美を存分に示しています。屋根の棟は金型馬背。壁には安山岩を使用し、盗賊から家を守るための銃眼さえ備えています!この地は1884年、清仏戦争の戦場となりました。「滬尾之役」当時、清軍はこの古民家付近に兵力を配置し、フランス軍の攻擊を撃退したのです。永遠に尽きない願い:淡水漁人埠頭藍海線の終点、漁人埠頭駅は、北台湾で最高の夕陽スポットです。黄昏時の情人橋は格別の美しさ。『閉上眼睛一下下(少しだけ瞳を閉じて)』、視覚を超えた圧倒的な感動に全身で浸りましょう。気温が下がり空気に心地よさが漂い始めたら、『華灯初上(台湾ドラマ「夜を生きる女たち」)』夜の灯りが灯る頃、YouBikeで「金色水岸自転車道」をMRT淡水駅へ向かいましょう。淡水河対岸の観音山と建設中の淡江大橋を眺めながら、生まれ変わったような軽やかな足取りで家路につけることでしょう。
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