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新北トラベルネット

出発!三峡客家文化のディープな一日体験

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タイプ:
ご高齢の方、親子コース、レトロな老街の旅、グルメショッピング、クラシック
旅行日:
一日ツアー
適合對象:
公衆、親子、カップル、高齢者

推薦路線

Day

      紹介

      アンカーポイント
      三峡について真っ先に思い浮かぶのは、「客家、藍染め、老街」の3つのイメージでしょう。三峡の旧称は「三角湧」で、「湧」とは台湾語で水が波立つという意味があります。横渓、三峡河、大漢渓という3本の河川がここに集まり、一面の三角平原が形成されました。地名の通り、100年来の特質である——水源が十分で平川が広く開けていることを表現しています。

      豊かな自然環境を背景に、三峡の客家移民たちは染め物、茶、樟脳の事業に従事していました。また、川が縦横に流れているため、大量の布を輸送することができ、染め物業が盛んになりました。三峡を知るには、まず藍染体験から始めましょう。昔の三角湧街(現在の「三峡老街」)を散策したり、新北市客家文化園区を訪れたりして、客家文化の今昔の移り変わりを感じてみるのもいいでしょう。
      三峡はかつて藍染産業の重鎮であった。(写真提供:甘楽文創のライセンス提供)
      ▲三峡はかつて藍染産業の重鎮であった。(写真提供:甘楽文創のライセンス提供)

      藍染め産業の重鎮、客家文化の一環
      丘陵が多い三峡は藍染めの原料となる植物「リュウキュウアイ」(大菁)の栽培に適しており、また河川が集中していることからすすぎや河川輸送にも適していました。客家移民はこの素晴らしい地の利を用いてこの地の宝を輝かせました。化学染料が導入され普及するまで、かつてこの地は染物屋が立ち並ぶ隆盛期を誇りました。

      今でも、三峡老街を訪れると、昔の染物屋の看板が高く掲げられているのを目にすることができまする。少しずつ変化していく文化を守るため、帰郷した青年たちは地方創生の理念を抱いて、三峡老街の隣の清水街で100年の古民家を借り受け、協力し合って「甘楽文創」社を設立しました。ここでは伝統工芸体験を提供しているほか、地元の食材を活用した食堂もあります。
      甘楽文化創の庭園には大きな木があり、緑豊か。100年の古い家と互いに寄り添っています。
      ▲ 甘楽文化創の庭園には大きな木があり、緑豊か。100年の古い家と互いに寄り添っています。

      甘楽文創の藍染めDIYに参加しましょう。講師は三峡の藍染めの歴史から始め、藍染めの原理と技術を説明します。様々な縛り方の技法で布の模様を決め、それぞれの模様をデザインしたら次は伝統的な大染壺に浸けます。軽く生地を揉み、最後に布の縛りをはずし、風通しの良い場所で干して染色液を酸化させると、次第に青く発色します。
      縛った布を染壺に浸け、軽く生地を揉む。(写真提供:甘楽文創のライセンス提供)
      ▲ 縛った布を染壺に浸け、軽く生地を揉む。(写真提供:甘楽文創のライセンス提供)

      藍染シャツは摩擦や汚れに強く、また繰り返し染色することができ、以前からファミリー層に広く人気です。三峡の客家文化の一環として、全面的な体験を通して、新たな視点から藍染めが三峡に残した特別な意義を探ります。表面的な生活工芸だけでなく、客家民族が守り続けてきた素朴さも備えています。この素晴らしい工芸を三峡に定着させ伝承していくため、現在、多くの地元の染物屋が体験コースを設け、三峡藍染めフェスティバルを開催しています。
      風通しの良い場所で干して染色液を酸化させる。(写真提供:甘楽文創のライセンス提供)
      ▲ 風通しの良い場所で干して染色液を酸化させる。(写真提供:甘楽文創のライセンス提供)

      👉 甘楽文創 藍染め体験DIY 申し込み注意事項
      .6名以上で開催、3日前までに予約申込が必要
      .レッスン時間:午前の部10:00 (休日限定)/午後の部14:00 (平日、休日)
      .実際の状況は主催者に準じます

      閩南と西洋が融合した特色のある老街、本場のグルメ探訪
      藍染め体験の後はすぐそばにある三峡老街の旧跡をめぐり、おいしいものを食べてみてはいかがでしょう。峡老街を歩いていると、まるで時空旅行をしているかのように炭鉱や樟脳を輸送している光景を見ることができます。川岸の山に面したこの集落は古代ギリシャの柱様式式、古代ローマのアーチとバロック装飾が融合しており、延々と続く赤レンガのアーケードは観光客必見スポットとなっています。
      三峡老街は地形に沿って建てられたS型の通りで、赤レンガのアーケードは観光客必見スポットです。
      ▲ 三峡老街は地形に沿って建てられたS型の通りで、赤レンガのアーケードは観光客必見スポットです。

      三峡老街の定番グルメは金牛角だけではなく、オリジナルの金牛角アイスクリームも見逃せません。盛り付け用に改良された牛角カップはサクサクの食感。アイスクリームのフレーバーも数種類から選べます。残暑が厳しい日もアイスクリームがあれば快適。昔ながらの製法で作られた手作りの豆花、独自のニンニク味のタレをかけた米血、漢方薬と野菜・果物を煮込んだ滷味も定番メニューのひとつです。プチプラグルメを楽しみましょう!
      有名な三峡金牛角には、金牛角アイスクリームといったアレンジ商品が多く開発されています。
      ▲有名な三峡金牛角には、金牛角アイスクリームといったアレンジ商品が多く開発されています。

      👉 もっと見る:三峡老街散策ガイド(三峡老街商店街オフィシャルサイト)

      客家の歴史、文化、芸術の集大成、遊びながら学ぶ場所
      お腹がいっぱいになったら三峡老街から車で10分余りの「新北市客家文化園区」へ出かけてみてはどうでしょう?目に飛び込んでくる土楼式円形建築は禾埕(客家語で「穀物を天日干しする場所」の意)や通廊などの客家建築の要素を融合させて造られました。外壁の弾痕、高所にある望楼は、すべて外部からの侵略を防ぎ、抵抗する役目があり、景観上の特徴も豊かです。
      土楼式建築は外観が目を引くだけでなく、客家建築の要素も融合して作られています。
      ▲ 土楼式建築は外観が目を引くだけでなく、客家建築の要素も融合して作られています。

      新北市客家文化園区に足を踏み入れると、台湾客家の歴史や文化を主軸に展示されています。常設展の文物展示は服飾、器、芸術の多様な角度から紹介されています。客家のイメージを芸術作品に融合させた陶磁器精品エリア、伝統的な服飾展示、さらには藍染や花布をバービー人形と組み合わせた展示もあります。斜め襟、組み紐のボタン、幅広ズボンなどの特徴を生かした唯一無二の客家バービーを生み出しました。このほか不定期のゲスト芸術家特別展もあり、新北客家が流転の中で生み出した芸術を展示しています。

      👉 もっと見る:新北市客家文化園区の今期展示
      現在の展示については新北市客家文化園区の公式サイトで検索することができます。
      ▲現在の展示については新北市客家文化園区の公式サイトで検索することができます。

      園内のレストランでは、「塩、香り、脂」が食欲をそそる定番の客家料理から、蒸しパンやおもちなどの軽食までそろえています。新北三峡客家文化を一通り体験したいなら新北市客家文化園区を訪れれば充実した時間を過ごせます!
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        中和の旧跡回廊をめぐり 高台で幸運祈願
        中和区は新荘区、万華区などに比べ、開発が遅れた地区という印象が一般的にはあるようです。けれどもどの地区にも、それぞれの歴史と物語があります。ゆっくり散策しじっくり観察すれば、中和の史跡が実は私たちにとって、とても身近であることに気づくでしょう。公園に潜む歷史の跡を尋ね、中和区の今昔に思いを巡らせ、山間の廟に参拝し、未来の平安を祈りましょう。自強公園内にある瑞穂配水池。トスカーナ式柱で支えられた矩形の建物は、市定旧跡に指定されています。1929年に完成した板橋水道システムの一部分で、板橋地区の水事情を大きく改善した板橋と双和(永和と中和)地区の発展に欠かせない存在でした。台湾地下水道の近代化における重要な歷史的ランドマークです。2018年に拡張された「員山公園-遊逸之丘」は、長い滑り台、草スキー場、ジップラインなどの施設を擁し、親子で楽しめる場所です。ここには市定旧跡「海山神社遺構」が保存されています。海山神社は、日本が台湾に対して皇民化政策を進めていた1938年に建立されました。現在も石壁、石段、鳥居土台、防空壕の遺構が残っています。公園で遊ぶついでに、歴史に触れてみましょう。円通禅寺は1927年に建立されました。台湾の伝統、日本と西洋の様式が融合した北台湾を代表する曹洞宗の寺院で、名作映画『王哥柳哥遊台湾』、テレビドラマ『倚天屠龍記』のロケ地にもなりました。後方には数本のトレッキング道があり、中和のたくさんの登山ルートにつながっています。華新街は台湾で最も多様な南洋料理のグルメ街です。ここには、雲南から台湾に逃れてきたミャンマー、タイの軍属や住民の末裔が暮らしており、華新街の飲食店はほとんどがミャンマー、雲南、タイの料理を商っています。巴巴絲、ココナッツミルク・チキン、魚スープ麺、チキンカレー、スパイシー・フォー、細切りチキン和え麺、グリーンピース揚げ餅などが並び、看板もミャンマー語で、働いている人もミャンマー語を自在に操ります!興南路は国道三号を越えると二本に分かれますが、そのうちの一本が向かうのは、釈迦牟尼を祀る白馬寺です。白馬寺はその名の通り、仏教が中国に伝わった際に初めて創建された洛陽の白馬寺を記念するもので、浄土宗のお寺です。山へ向かうもう一本の道は、烘炉地福徳宮へ続いています。ここは日中よりも夜間にぎわう土地公廟で、北台湾で最も厚い信仰を集める財神廟と、間違いなく言えるでしょう。山の麓に広がる百万ドルの夜景は、将来の財運を約束しているかのようです!
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        世紀末の夏 板橋鉄道の変遷
        今日の板橋駅は新板特区にあり、多くの路線が乗り入れる巨大ターミナル駅です。けれども現在のMRT府中駅にあった旧板橋駅を覚えていますか?近年、台湾では高雄、台南、桃園の地下化、台中の高架化など、多くの都市で鉄道の立体化を急速に進めています。中でも、台湾で初めて地下化が行われたのは、台北鉄道の地下化プロジェクトでした。1983年に始動し、30年を費やしたこの計画で台北の交通網と都市の景観は大幅に改善。新北市の市庁所在地としての板橋区も堂々たる装いを整えました。府中から新板特区へとぶらぶら歩き、新旧板橋の変遷を感じてみましょう。MRT府中駅にある市定旧跡「板橋放送所」は1930年に運用が開始されました。同年に完成した台北北門郵便局と同じ建築家、栗山俊一による設計で、水平のラインを強調したモダニズム建築。府中一帯を代表する日本統治時代の建物です。放送所はラジオ放送の発信施設で、その信号は嘉義民雄まで届きました。ここは台湾放送史における重要な史跡なのです。旧板橋駅周辺の府中商圈はかつては板橋で最も栄えた地区でした。古くからの板橋住民にとっては娯楽の中心地。また1901年から1999年までの百年間、台鉄板橋駅は今日の府中にあったのです。今では駅は移転しましたが、さまざまな商店が府中に独特の魅力を保たせています。KTV(カラオケボックス)、B級グルメの店、レストラン、大型商業施設、衣料品店がにぎわいを作り、板橋は街歩きが楽しいところ。10月末のハロウィーン仮装パーティーは府中商圈の一大イベントです。鉄道の地下化に伴い、旧板橋駅の建物はすでに姿を消しましたが、府中商圈では当時の板橋駅の名残を見ることができます。20世紀の幕が開けた年、台鉄の路線が、大漢溪溪北の新荘経由から溪南の板橋経由へと変わり、後に板橋が新北市の市庁所在地となる発展の基礎が築かれました。 そして世紀末の鉄道地下化は、この地区の発展をさらに後押ししたのです。「府中15」は台湾初の映像アニメーション芸術とドキュメンタリーフィルム上映館を融合したテーマ館です。発展と運営における長年の努力が実り、「府中15」はすでに映像制作者にとって作品発表の重要な舞台となっており、板橋の文化的ランドマークともなっています。「府中15」ではマスコットキャラクターの「一哥」と「五弟」がみなさんを映像の世界へご案内します!廃線を改修して作られた県民大道を東北の方角へ歩くと、800m行ったところにある新板橋駅は、多数の路線が乗り入れる大型商業施設に発展しています。25階建ての新駅には高鉄、台鉄、MRT板南線、MRT環状線、板橋バスターミナルが集まり、地下道と空中回廊でたくさんのオフィスビル、商業施設、ホテルとつながっており、名実ともにビジネスの中心です。また板橋で最もゴージャスなスカイラインが形作られています。新板特区にはたくさんの摩天楼があり、高層階から都市を俯瞰するにはもってこいです!140.5mの高さを誇る新北市政府庁舎は「高身長の優位」を生かし、32階に無料の展望台を設けています。専用エレベーターが32階に直通しており、360度全面ガラス張りの窓から観音山、淡水河、台北101までを目に収めることができ、板橋区の摩天楼、板橋駅がすぐ目の前に迫ってきます。府中ー新板を散策すれば、鉄道の変遷が板橋にもたらした種々の変化を感じることができるのです。
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        小客帶路